佐藤可士和インタビュー本「聞き上手話し上手」その④

渋谷弘延

「企業の事業戦略の一環として

 社会貢献を考える

 

 そもそもボランティア活動って

 自分の生き方のエクステンション

 だと思うんです

 自分の人生にリアリティを

 感じているからこそ得られる

 心の余裕という意味です」

 

千宋屋

「茶道における型というのは

 実は自由になるための方法です

 一度型の中に自分を収めることで

 逆にそこから自由になれる

 

 茶の湯は"日常の中の非日常"です

 

 茶の湯でいちばん大切なのは

 人との触れ合いであり交流である

 知らない人同士の距離を縮め

 親しい人同士の距離感を

 いい意味で離してくれる」

 

杉山知之 

「可能性を感じるのは

 異質なものに飛び込んでいく

 勇気のある子です 

 子どものころは

 野山を駆け回ったりして

 身体についているセンサーに

 いろいろ刺激を与えるべき時期です

 まず自分がリアルな体験を積む」

 

谷口久美

「声を凝縮させて

 一本の針の穴に声を通すイメージ」

 を意識すると

 響きと芯の通った声になって

 大会場でも最後列まで声が飛ぶ」

 

隈研吾

「身体は自然と落ち着ける空間を

 見つけ出すもので

 これが自分のリアリティなんだな

 

 意識的に

 自分を開いていくようにしないとね

 

 その都度の出会いを

 大事にすることを常に考えている」

 

 

周防正行

「僕のほうに

 対象を引き寄せるのではなく

 自分が

 そこに飛び込むという感覚ですね」

 

松岡正剛

「すだれやのれんのように

 何か媒介が入ることで

 向こう側とこちら側が

 プロセスを共有できるような

 価値観にずっと関心があります

 

 次の時代には

 変動しやすいものを今一度

 形にできる人が出てきてほしいです

 

松岡修造

「基本的に人間の思考は

 7、8割がネガティブなもので

 成り立っていて

 意識しないと 

 マイナス方向へ流れていくと思う

 それをなぜか?ではなく

 『どうやったら乗り越えられるか』 

 と考えることが僕の根本的な考え方」

 

石倉洋子

「人それぞれにユニークさがあれば

 ゲームの場は限りなくあるわけで

 世界はゼロサムゲームではありません

 

 特に今は

 多様なプラスサムの競争が

 できるようになっています

 

 『多極化した世界の中の日本と自分』

 を意識するのが

 『グローバル化』であり

 『オープン化』です

 

 広くさまざまな分野に

 オープンになろうとすることですね」

 

山口祐一郎

「すべてのタイミングが

 バシッと合う瞬間が訪れるときも

 あるわけです

 その瞬間を実感しながら 

 皆で舞台を動かしていく

 あの感覚はたまりません」

 

太田光

「『ここまでしかやらない』って

 決めちゃったらそれほど

 つまんないことはないじゃないですか

 

 物心がつくころには

 どうやったらチャップリンみたいな

 監督になれるのか考えていました

 

 しがみつけない。

 テレビはふんぞり返れる世界

 じゃないですから。

 

 面白いのは余計な部分にある」

 

三浦涼介

「単に好き嫌いで判断するんじゃなく

 できる限りなんでも経験してみよう

 という気持ちでやっています

 

 役者という仕事には

 答えも正解もないと思うんです

 だからこそ

 ゼロからつくっていく作業を

 やっていきたいです」

 

有本葉子

「いちばんのポイントは

 とりあえず始めたみることです。

 食器は最初から

 いいものを使うことをお勧めします。

 

 料理仕事は整理整頓がとても重要。

 

 食べ物は生きていくうえでの 

 エネルギーであり

 自分の身体を作るものですから

 素材のよしあしが大事になります」

 

安藤忠雄

「快適であることと魅力的であることは

 あんまり合わないと思っている。

 不便さが時に豊かな個性と

 感じられることがあるかもしれない。

 

 感動するかどうかが勝負です。

 

 失敗を克服するから

 面白いのであって

 そこを乗り越えるときに

 その人の真価が現れると思います。

 やりたい仕事があるなら

 どんどん自分から提案して

 つくり出していけばいい」 

 

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2013年4月発行

集英社