タイトルに惹かれて読んでみた山田太一のインタビュー集「光と影を映す」2016年

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以下抜粋

 

「無限の可能性がある

 なんていうのは

 まったく嘘ですね。

 

 人は生まれたときから

 もちろん

 可能性も抱えているけれども

 それぞれ

 限界を抱えているわけです」

 

「あるものが肥大しすぎるのを

 なるべく調節して

 中間点にもってくることが

 すてきなんだと思う気持ちがある」

 

「プラスだけつまみ食いしようと

 するのは無理なんです。

 一つプラスを選べば

 一つマイナスも手にしてしまう 

 ということを忘れたくないと思う」

 

「本当のことを言うために

 『嘘の装置』が必要なんです」

 

「ぼくらは

 マイナスなことに

 ずいぶん気持ちを育てられている

 と思うんですね。

 

 残念なことに

 『便利』というものは

 人をのっぺらぼうにしてしまう

 ところがある」